【No.003 カノコユリ(ユリ科)】
佐世保市の花
南九十九島は国内有数の産地であり、花の斑点が宇井に浮かぶ九十九島のように見えることから、平成14年に佐世保市の花となりました。江戸時代後期にシーボルトによりヨーロッパに渡り、花の美しさは評判となり、多くの園芸品種が作られました。近年は人による採取やイノシシの食害によって数を減らし、環境省の絶滅危惧種に選定されています。
- 高さ:1~1.5m
- 花の時期:7月中旬~8月初旬
- 実の時期:11月頃、中の平たい種子は熟して裂けると風で散布される
- 名前の由来:花の濃紅色の斑点や突起を鹿の子絞りに見立ててつけられた