【No.002 ヤマザクラ(バラ科)】
九十九島の春をほんのり彩ってくれる
日本、台湾、朝鮮半島に分布するバラ科サクラ属の植物で、日本の野生のサクラの代表的な種です。九十九島にも自生していて、島の深い緑の中に浮かぶ花は遊覧船からも楽しめます。みなさんがよく見かけるサクラは園芸品種のソメイヨシノで、葉より先に花を咲かせるのに対し、ヤマザクラは花と同時に新芽が出るので、赤い新芽が花に映え、いっそう美しく際立たせています。
- 高さ:寿命が数百年にもなる木もあるが、高さは15~25m程度
- 花の時期:3月下旬~4月上旬
- 実の時期:6月頃に黒く熟し、ヒヨドリなどを呼び寄せ食べさせることで、種を遠くへ運ばせる鳥散布種子